「14才の母」ってドラマ、ありましたよね。
中学校の教師として勤務している紗琶としては、なかなか興味深いドラマでしたね。

ほとんどの教え子ちゃんが見ていました。そしてこういうのです。

「私も子供がほしい」

あれは、ぶっちゃけ「中学生が妊娠、出産する」というドラマじゃないと思うんですよ。

あれは、「いじめ自殺とかが多発している」といったことが背景にあると思うんです。

中学生で妊娠なんて、絶対に「いじめの対象」になってしまう。現に主人公たちがそうだった。だけど、絶対に出産をあきらめない。自分の命を危険にさらしても、絶対に生もうとする。

つまり、それこそがメッセージなんじゃないかなぁ・・・。

「どんなことがあっても、母は自分を産み落としてくれた。そんな命を無駄にしちゃ、絶対に駄目なのだ」

生まれちゃいけない命なんかない。
だから無駄にしていい命なんか、一つもない。

だから何も妊娠するのは中学生である必要はない、本来ならばね。だけど、「命を無駄にしちゃいけない。簡単に自殺なんかしちゃいけない」というメッセージ。そしてさまざまな逆行に立ち向かうには、未成年、しかも中学生でなければいけなかった。

本当はもっと早く書きたかったのだけど、あえて、ドラマのほとぼりが冷めてから書きました。

コメント