卒業・・・

2006年3月16日 日常
明日紗琶の学校では卒業式があります。卒業式・・・。いろんな思い出があります。

小学校の卒業式では、紗琶、初めて好きな人に告白するって言うのをやりました。本当に好きで、それまで好きになった人はいたし、両思い(小学生ですから、「付き合う」って概念はなかったんです)になったことだってあった。だけど、四六時中その人のことしか頭に浮かばないし、ちらっと話せただけで、それだけで天にも上るような気持ちになった恋って初めてだから、もしかしたらこれが初恋だったのかもしれないです。

Kくんは、クラスで成績トップで、スポーツ万能。しかも格好いい。んでもってピアノがめちゃめちゃ上手という、今考えれば完璧な男の子でした。字も綺麗だったなぁ・・・。というか、すごく大人っぽい字を書く男の子だった。そんなKくんが卒業したら、私立に行っちゃうっていうんで、告白したんだけど。

あのときはなんか知らないけど、毎日きらきらしてたなぁ・・・。

中学の卒業式は、結構特殊でした。クラスの3分の1(7〜8人)が卒業式に出席できればいいほうという、すごい卒業式なのです。何故か・・・。皆高校受験で帰国してしまうから。卒業式に出られるのは、インターナショナルスクールに進学を決めた人(1月の新学期からインターナショナルスクールに通っているので、卒業式までは二束のわらじです)か、試験ぎりぎりまでタイに残っている人くらい。それ以外は全員「受験のため、欠席」になってしまうの。

紗琶はインターナショナルスクールに進学していたため、卒業式に出席できました。ただ、卒業式に出席している人の7割くらいが、月曜日にも顔を合わせる人だから、大して感動もないのです。

「以下の生徒は受験のため欠席しています」といって担任が、日本で頑張っているクラスメイトの名前を一人ひとり読み上げるんだけど、それがなんかすごく切なかった記憶があります。

そういえば12月に他界したIがギターを持ってきていて、みんなでIのギターに合わせて歌、歌ったなぁ…。今思えば、すごく懐かしいです。Iは天国でもギターを弾いているかなぁ。

高校の卒業式は、多分日本では到底味わえない(と思う。日本では私立の学校に通ったことがないためわからない)、ちょっとセレブチックな卒業式でした。インターナショナルスクールですから、あの、映画に出てくるようなコートを着て、帽子をかぶります。当時のタイの副総理が来賓として来ていたらしい・・・。父がびっくりしてました。なんかやたらVIP扱いされていて、校長から証書を受け取った後に、見知らぬおっさんと握手しなきゃいけないの?と、紗琶は不思議に思っていたんですよ。だけど、そのおっちゃんこそが副総理その人だったんですね。知らないって恐ろしいや。

日本の卒業証書授与は、校長と生徒が向かい合って、生徒が一礼。校長が証書を手渡すと、生徒が左手、右手の順番で、証書を受け取り、一歩下がってまた一礼。

タイ・・・というかインターナショナルスクールの証書授与は、校長と生徒の間に演台はないのです。すでに丸まっている証書を左手で受け取りながら、右手で握手をするんです。楽でいいですね。

大学の卒業式は、それそのものよりも、謝恩会のほうが印象的です。実はクラスの半分以上の女の子がチャイナドレスを着ていたの(英語科なのに)。なので皆で「パブ・チャイナ」といってはしゃいでいました。初めてワインを飲み、ワインのおいしさにはまってしまいました。めっちゃうまかった。そこではじめて知り合った先生(当時35歳の女性。独身)と超意気投合し、朝まで飲み明かし、しかも家にまで泊めてもらいました(笑)朝ごはんもご馳走になりました。

卒業式って感動的ですよね。

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